恋と退屈とロックンロール

 酔っ払うとたまに車で寝ることがあるんだけど、一昨日車で寝たら、起きた時クソ暑くて死ぬかと思った。そろそろ車で寝るのも厳しい季節ですね。

 

 家にiPadを忘れてきたので今日は音楽が聴けない日だ。つらい。考え事をしたくない時に限ってこうだ。憂鬱な気持ちも全部家に忘れてこれたらいいのにと思う。

 

 最近お酒を飲んでいると自分でもわかるくらい面倒くさいやつになってしまう。基本的にはいつも明るく酔っ払えるのに、ここのところいやにダウナーな酔っ払い方をしてしまう。挙句ダル絡み。最悪。

 それでもなんだかんだ飲みに連れ出してくれて、嫌な顔しながらダル絡みにつきあってくれて、黙って話を聞いてくれて。周りに恵まれたなあと思う反面、みんながつらい時、俺はこんな風に立ち回れているのかと心配になる。俺の周りにはいいやつが多すぎるわ。

 

 昨日は久しぶりに1人でライブを観に行った。銀杏BOYZの歌はいつだって俺たちの味方で、他のメンバーが全員脱退しようが朝ドラに出演中だろうが峯田は峯田だった。もみくちゃになりながら叫んだ。ライブはいい。

  楽しいことは一瞬で終わってしまうのに、嫌なことは延々と続く。今日からまた1週間が始まって、またいろんな嫌なことがあって、それに向かい合わなきゃいけない。だから、「生まれてきてよかった」とは思えなくても、「生きててよかった」って思える瞬間を真空パックして、なんとか生き延びたいと思う。

リアリティがないだなんて誰かが言ったけど

 ネットで知り合った人と遊ぶようになってから6,7年経つらしい。やばくないですか。赤ん坊も立派な小学生になってしまう。俺の精神年齢は未だに小学生のままだというのに。

 

 思えば最初の方は「オフ会」とか言って大人数で集まって遊んでた。それはあくまで現実とは切り離されたもので、お互いの本名も知らなかったし、相手のプライベートには踏み込んじゃいけないみたいな暗黙の了解もあった気がする。俺だけかもしれないけど。

 

 それがいつからか「今日19時に新宿ね」となんの説明もなくラインが飛んでくるようになった。連絡の仕方が地元の連れのそれ。仲良しかよ。仲良しでしたね。

 

 いろんな考え方があると思うけど、俺は「ネットで知り合った」友達がいてもいいと思うんだよ。実際いるし。いっぱいいるし。 なんかもう俺の人生を形成する上で外すに外せないし。

 

 いなくなったやつも何人かいるけど、それはそれで元気にやっててくれればいいなと思う。オフ会なんてやってた事もすっかり忘れて人生充実しちゃっててもいいし、また全然別の界隈でオフ会とかしてるかもしれない。顔も覚えてなければ名前も知らないし、きっと二度と会うことないと思うけど、みんなささやかに幸せになってくれればいいな。俺だけは石油王になれたらいいな。

慢心してんじゃない?

 今週は木曜日までしか仕事がない。有給はいい。みんなに自慢して回りたい。俺金もらいながら休んでんすよー!っつって。いつか刺されるな。

 

  届いたばかりのイヤホンの調子が絶望的に良くない。ブルートゥースのコードレスで独立型のイヤホンなんだけど、かたっぽの充電が5分も持たない。どんな燃費だよ。

 今話題のクラウドファンディングで支援したプロジェクトの完成品なんだけどね、もう虚しいよ。パトロンになって大体3ヶ月くらい、そりゃもうワクワクの毎日だったわけ。

 3ヶ月のワクワクと少しの支援金の代償が片方しか使えない無線イヤホンですよ。金なんかいいよ。プリーズカムバックワクワク。

 

 行き場をなくしたもう片方の普通に使えるイヤホンが不憫だよ。お前1番悪くない。訴えたら勝てる。

 かわいそうだからとりあえず片方だけ使ってるけども、なんだかかたっぽだけ忘れちゃった人みたいで間抜けだよ。音も右チャンネルしか聴こえねーしな。

 

 自分の人生をかたっぽだけのイヤホンになぞらえて何かおしゃれな事を言おうと思ったのですが、思った以上に何も浮かびませんでした。おしまい。

きゅうにたちどまりたい

ちょっとサボりがちだったのでここら辺の出来事をハイライトで。

 

○一昨日、バーカンの兄ちゃんに

「お兄さん、いい感じに焼けてますね、なんかスポーツするんですか?」

と言われた。

 残念ながら俺はサーフィンもフットサルもしないし、そもそもとして今年日焼けするようなイベントに接触した覚えはついぞひとつもない。

 俺は元来インドア派の人間であり、日焼けというものに憧れも魅力も感じないし、そんなもんをステータスにしている人間とはそもそもステージが違う。

 世の中には「黒さ=強さ」みたいな概念の人間がいて、「綺麗に焼きたい」「焼け方が足りない」「しっかり焼く」みたいな事を平気で言い出す。照り焼きでも作ってんのか。内臓まで焦げるぞ。

 本来そういう方々の10ステージ下くらいの生き物である俺が彼らとクロスオーバーすることはほぼ皆無なのだけれど、たまにこういうことが起こる。

 俺の地黒に謎の憧れを抱き、「どこで焼いてんすか?」と聞いてくる。どこでも焼いていない。まだ生だよ。

 

 

○いとこが旦那と娘と息子を連れて遊びにきた。

 旦那は俺と目を合わせてくれないので昔から嫌いだけど、キッズはかわいい。食べちゃいたい。

 

 お姉ちゃんは4月から小学生になって、周りの男子からちょっかいかけられて困ってるそうだ。かわいい。かわいいからモテてるんだろうな、小学生男子は好きな子のことすぐいじめるもんな。

 そんな事を考えながらお姉ちゃんをひたすらくすぐっていてふと気づいてしまったけれど、21歳男性も小学生男子と変わらないのでは。ちょっかいかけたくて仕方ないよこのかわいい生物に。ちょっとちょっかいかけすぎて怒られてしゅんとしたいよ。まだ小学生6年と9年生ですもん。

 

 弟くんはまだオムツが取れないけど、だいぶ口が達者になってきた。おにーちゃんこんにちわ!って言ってきた。好き。

 旦那がギターをやるらしく、俺のギターを無断で弾きだして殺してやろうかと思ったけれど、弟くん大喜びなので許した。俺も鬼ではない。パパのかっこいいところ見せてやれクソ野郎。

 ちょっと前まではこどものおやつみたいなのを食ってたくせに、最近では生意気にセブンのスイーツなんか食いやがる。かわいい。成長してる。

 

 キッズ達がむくむくと成長していくのを横目に、一向に小学校から成長しないおじさんは悲しくなった。こんなおじさんみたいにはならないでほしいと切に願うばかりである。

 

 

○ひさしぶりにプリクラを撮った。若い。

 俺の青春時代におけるほとんどの期間でプリクラというものと関わってこなかった(撮る友達も彼女もいなかったとかいうなよ、絶対だぞ)から、プリクラを撮るときに一体どうしたらいいかわからない。

 シャッターが降りた瞬間に現実が歪められ、次の瞬間に残るのは、圧倒的にパワーアップした女の子とイケメン。そして紛れ込む元々俺だったと思しきクリーチャー。残酷である。

 

 

そんなこんなで今週が始まった。夏が攻めてくるな。

 

風邪をひく日

 久しぶりに来た喫茶店で、いつもの中東系の店員が俺の顔を見るや否や「マトンの大盛りネ?」と聞いてくる。

 確か最後に来たのは2週間くらい前だったと思うけれど、この中東店員さんの中で俺は「マトンの大の人」として確かに記憶されているらしい。

 日替わりのビーフカレーに後ろ髪を引かれつつ、笑顔の中東店員さんに「うん」と一言告げる。昼休み中唯一の会話である。

 

 1人でご飯を食べていると、いろいろなことを考える。大概は午後のタスクをどう進めようか、週末の予定はどうしようか、午前中溜めていたラインの返信。

 ぼーっと過ごすのが好きだから、正直休まっている気はしないけど、考え事でもしてないとスイッチが切れて本当に仕事したくなくなってしまう。

 それでも今日みたいに憂鬱な日は、何にも考えないでいようと思う。なんかあったかいし。風邪引いてるし。

待ちあわせ

昔ハマったのに今全然聴かなくなったバンドがグルグル頭を回ることがよくある。

昨今のブログを読んでいてなおかつ気づいてしまった奇特あなた、ご名答、クリープハイプです。

 

なんだか久しぶりに聴きたくなってCDラックを漁ってみたのだけれど、踊り場から〜から憂燦々あたりまでがゴッソリなくなっていて凹んだ。

そういえば誰かに貸したまま行方知れずだった。メジャー盤全部初回だったのにな。

iTunesにインポートはしてあるけど、でもやっぱりCDで聴きたい。誰か心当たりあったらこっそり返してね。

 

昔から尾崎の歌詞はなんかいいなと思っていたけど、なんだか最近やけに刺さるようになった。

ちょっと背伸びして聴いてたのがなんだかしみじみと聴ける。少しは大人になれたのかな。

 

人を待っている。

待ち時間はいい。いつもおれが遅刻ばかりするので、相手が遅刻しても気にならないし、今日は遅刻しなかった自分がちょっぴり誇らしい。

ゆったりタバコを燻らせて、今週あったあれこれ、土日の楽しみなことあれこれ、来週から仕事が忙しくなることあれこれ。

うわ、考えなきゃよかった。せめて今くらいは目の前の楽しいことだけ考えていよう。金曜日の夜だもの。それでは。

ドナドナ

コーチジャケットをシャカシャカやりながらコンビニにタバコを買いに行くと、やっぱり夜はまだ肌寒くて、春と夏の間でハッキリしない感じがたまらなくいい季節だと思う。

 

曖昧なものが好きです。

どのジャンルに落ち着けたらいいのかよくわからない音楽とか、なにが伝えたいのかよくわからないけど嫌にメッセージ性のある映画とか、会うたびに服装の系統が変わっている友達とか、友達以上恋人未満とか、何かを伝えようとする時のその間とかその仕草とか。

 

自分が半端者だから、明確に定義されていないのに世の中に受け入れられているものに憧れているのかもしれない。

それらは往々にして半端なわけじゃなく、ちゃんとかっこよく「ジャンルレス」「ボーダーレス」「ハイブリット」な訳で、おれのようにただその時々の好きな人に影響を受けたりしてごちゃごちゃしているわけではないので、比べるのもナンセンスなんだけど。

 

昔から何かで1番になりたくて、いろんなジャンルの入口をちょこちょこと覗いたりしていた。

スイミングは幼馴染2人とはじめて、最終的には2人のどちらにもクラスが追いつかなくなってやめた。

テニスもギターもそうだったし、うまい下手が出るもので1番になるのは無理だから、責めてただ1人には必要とされたいと思って恋愛してみたりもして、結局うまくいかなかったり。なぜか途中からJ-POPの歌詞みたいになってしまったね。

 そんな感じで、どこかで「他人から肯定されたさ」を捨てきれない、なんだか惨めな人間になってしまった。自分で書いててかなりキショいわ。

 

そんなこんなでそろそろ職場に着きます。なにも考えたくなくてブログを書いているのに、めちゃくちゃ考えて思考を文章にする意味のなさよ。ああマッチポンプ。それでは。