悪口だらけの作文は読み上げることはできない

 朝から雨。

 昨日は滝のような雨が降るなんて言ってたくせに大した雨も降らなくて、なんだか油断していたところに不意打ちされた気分になる。

 憂鬱ポイント1。

 

 家を出ようと傘を探したけどどこにもない。

 狭い家の中をうろうろと探し回って5分、職場に置きっぱなしにしたことを思い出す。

 あきらめて折り畳み傘を引っ張りだしながら、朝の貴重な5分を無駄にしたこと、思ったより遅刻ギリギリになったことを大いに悔やむ。

 憂鬱ポイント2。

 

 雨の日の通勤は、決まって転校生の傘って曲を聴く。

 インディーズでアルバムを1枚出したきり活動休止してしまったシンガーソングライター。歌詞のテーマはいじめ、ひきこもり、人間関係、鬱。比例するかのようにキャッチーでポップなメロディ。好き好んで聴いてるくせになんだか落ち込む。

 憂鬱ポイント3。

 

 改札を過ぎたあたりで、通行証を忘れたことに気付く。

 取りに帰る時間もない。昨日家に帰ってから、何にも準備しないで布団に潜った自分が憎い。

 そういう日に限っていろんなところに行ったり来たりする予定がある。めんどくさい。

 憂鬱ポイント4。

 

 そういえば今日は月曜日だった。最悪。

 もういっそ引きこもってしまいたい。せめて梅雨が終わるまでは。

 憂鬱ポイント5。

不幸に舞った僕たちを笑い飛ばすあの感じ

 なくした財布のことばかり考えている。本当にお気に入りで、豚革だから使えば使うほど柔らかくなって手に馴染んですごく愛着があった。中身はいいから財布だけでも返ってこないかなあ。

 

 昨日は眠れなくて夜中の3時くらいまで靴を洗っていた。妖怪全裸靴洗い。ホラーだよね。

 気持ちが落ち着かないときは何かを掃除したくなるんだけど、昨日はたまたまそれが靴だった。

 無心でゴシゴシお気に入りの靴を洗って、ベランダに全部干したらちょうど3時だった。新生活、先行きが大変不安。

 

 案の定、朝は寝坊して遅刻ギリギリ。焦ってデスクに座ったら足元に赤霧島がドカンと置いてあった。意味不明。

 どうやら仲良しの看護師さんが引っ越し祝いでくれたみたい。朝から笑って仕事になんなかった。

 そういえば引っ越し祝い選手権やってます。今んとこバルタン星人のハサミ型トングとダースベイダーの目覚まし時計がトップ争い、時点で赤霧島です。みんな引っ越し祝いください。

 

 仕事が終わって昨日出してたクリーニングを取りに行ったらもう9時半。ご飯のことをなんも考えてなかったから目に付いた居酒屋に。

 結果から言えば大当たり。モツ煮はうまいし、秋田の地酒で気持ちよく酔っぱらう。

 遠くの席のジジイが、「若いにーちゃんが1人で日本酒たあ粋なもんだなあ」とボヤいている。余計なお世話だ。俺だって好きで1人飲みしてるわけじゃねえぞ。あー結婚したい。お酒が美味しいから全部許す。

 

 なんか普通のブログっぽいのが書けました。大満足!

君がいない事 君とうまく話せない事

 東京の街に〜でてーきまーした〜〜

 

 つーわけで引っ越しまして。バタバタしててブログも全然書いてなくて、なんだかんだで今月も半分終わってました。終わってしまえばあっさりしたもので、役所の眠そうなおばちゃんにペラ1枚だして、さくっと東京都民になりました。感慨もクソもない。

 

 引っ越して変わった事って言えば、家に帰っても誰もいない事。

近くに知り合いが誰もいない事。

通勤時間が短くなった事。

朝少し寝坊できると思っていたのだけれども、結局気張ってあんまり眠れない事。

東京に住んでる友達と会いやすくなった事。

神奈川の友達と会いにくくなった事。そのくらい。

 

 案外生活なんて成り立ってしまうのだなーと思う。まだ冷蔵庫も洗濯機もなくて、部屋には掃除機とティファールしかないけれども、そんなに不便してないし。コインランドリーの待ち時間でこうしてブログを書けるし。毎日寂しいけど、時たま友達が遊びにきてくれるからなんとか大丈夫だし。悪くない。

 

 

 昨日は酔っ払いすぎて財布を無くした。タクシーに乗せられて家の前まで来たからそこまではあったはずなんだけど、支払いの記憶がそもそもないしなんとも言えない。 自業自得である。

 

 家にいると気が滅入りそうで、洗濯物も溜まってたからコインランドリーに行こうと思って外に出たら雨が降ってきて、コンビニで傘を買ったら雨が弱くなって、そもそも財布をなくしたのを忘れてたからお金を下ろすために通帳を取りに帰って、もうなんだか踏んだり蹴ったりで。何かいいことあったらいいな。

恋と退屈とロックンロール

 酔っ払うとたまに車で寝ることがあるんだけど、一昨日車で寝たら、起きた時クソ暑くて死ぬかと思った。そろそろ車で寝るのも厳しい季節ですね。

 

 家にiPadを忘れてきたので今日は音楽が聴けない日だ。つらい。考え事をしたくない時に限ってこうだ。憂鬱な気持ちも全部家に忘れてこれたらいいのにと思う。

 

 最近お酒を飲んでいると自分でもわかるくらい面倒くさいやつになってしまう。基本的にはいつも明るく酔っ払えるのに、ここのところいやにダウナーな酔っ払い方をしてしまう。挙句ダル絡み。最悪。

 それでもなんだかんだ飲みに連れ出してくれて、嫌な顔しながらダル絡みにつきあってくれて、黙って話を聞いてくれて。周りに恵まれたなあと思う反面、みんながつらい時、俺はこんな風に立ち回れているのかと心配になる。俺の周りにはいいやつが多すぎるわ。

 

 昨日は久しぶりに1人でライブを観に行った。銀杏BOYZの歌はいつだって俺たちの味方で、他のメンバーが全員脱退しようが朝ドラに出演中だろうが峯田は峯田だった。もみくちゃになりながら叫んだ。ライブはいい。

  楽しいことは一瞬で終わってしまうのに、嫌なことは延々と続く。今日からまた1週間が始まって、またいろんな嫌なことがあって、それに向かい合わなきゃいけない。だから、「生まれてきてよかった」とは思えなくても、「生きててよかった」って思える瞬間を真空パックして、なんとか生き延びたいと思う。

リアリティがないだなんて誰かが言ったけど

 ネットで知り合った人と遊ぶようになってから6,7年経つらしい。やばくないですか。赤ん坊も立派な小学生になってしまう。俺の精神年齢は未だに小学生のままだというのに。

 

 思えば最初の方は「オフ会」とか言って大人数で集まって遊んでた。それはあくまで現実とは切り離されたもので、お互いの本名も知らなかったし、相手のプライベートには踏み込んじゃいけないみたいな暗黙の了解もあった気がする。俺だけかもしれないけど。

 

 それがいつからか「今日19時に新宿ね」となんの説明もなくラインが飛んでくるようになった。連絡の仕方が地元の連れのそれ。仲良しかよ。仲良しでしたね。

 

 いろんな考え方があると思うけど、俺は「ネットで知り合った」友達がいてもいいと思うんだよ。実際いるし。いっぱいいるし。 なんかもう俺の人生を形成する上で外すに外せないし。

 

 いなくなったやつも何人かいるけど、それはそれで元気にやっててくれればいいなと思う。オフ会なんてやってた事もすっかり忘れて人生充実しちゃっててもいいし、また全然別の界隈でオフ会とかしてるかもしれない。顔も覚えてなければ名前も知らないし、きっと二度と会うことないと思うけど、みんなささやかに幸せになってくれればいいな。俺だけは石油王になれたらいいな。

慢心してんじゃない?

 今週は木曜日までしか仕事がない。有給はいい。みんなに自慢して回りたい。俺金もらいながら休んでんすよー!っつって。いつか刺されるな。

 

  届いたばかりのイヤホンの調子が絶望的に良くない。ブルートゥースのコードレスで独立型のイヤホンなんだけど、かたっぽの充電が5分も持たない。どんな燃費だよ。

 今話題のクラウドファンディングで支援したプロジェクトの完成品なんだけどね、もう虚しいよ。パトロンになって大体3ヶ月くらい、そりゃもうワクワクの毎日だったわけ。

 3ヶ月のワクワクと少しの支援金の代償が片方しか使えない無線イヤホンですよ。金なんかいいよ。プリーズカムバックワクワク。

 

 行き場をなくしたもう片方の普通に使えるイヤホンが不憫だよ。お前1番悪くない。訴えたら勝てる。

 かわいそうだからとりあえず片方だけ使ってるけども、なんだかかたっぽだけ忘れちゃった人みたいで間抜けだよ。音も右チャンネルしか聴こえねーしな。

 

 自分の人生をかたっぽだけのイヤホンになぞらえて何かおしゃれな事を言おうと思ったのですが、思った以上に何も浮かびませんでした。おしまい。

きゅうにたちどまりたい

ちょっとサボりがちだったのでここら辺の出来事をハイライトで。

 

○一昨日、バーカンの兄ちゃんに

「お兄さん、いい感じに焼けてますね、なんかスポーツするんですか?」

と言われた。

 残念ながら俺はサーフィンもフットサルもしないし、そもそもとして今年日焼けするようなイベントに接触した覚えはついぞひとつもない。

 俺は元来インドア派の人間であり、日焼けというものに憧れも魅力も感じないし、そんなもんをステータスにしている人間とはそもそもステージが違う。

 世の中には「黒さ=強さ」みたいな概念の人間がいて、「綺麗に焼きたい」「焼け方が足りない」「しっかり焼く」みたいな事を平気で言い出す。照り焼きでも作ってんのか。内臓まで焦げるぞ。

 本来そういう方々の10ステージ下くらいの生き物である俺が彼らとクロスオーバーすることはほぼ皆無なのだけれど、たまにこういうことが起こる。

 俺の地黒に謎の憧れを抱き、「どこで焼いてんすか?」と聞いてくる。どこでも焼いていない。まだ生だよ。

 

 

○いとこが旦那と娘と息子を連れて遊びにきた。

 旦那は俺と目を合わせてくれないので昔から嫌いだけど、キッズはかわいい。食べちゃいたい。

 

 お姉ちゃんは4月から小学生になって、周りの男子からちょっかいかけられて困ってるそうだ。かわいい。かわいいからモテてるんだろうな、小学生男子は好きな子のことすぐいじめるもんな。

 そんな事を考えながらお姉ちゃんをひたすらくすぐっていてふと気づいてしまったけれど、21歳男性も小学生男子と変わらないのでは。ちょっかいかけたくて仕方ないよこのかわいい生物に。ちょっとちょっかいかけすぎて怒られてしゅんとしたいよ。まだ小学生6年と9年生ですもん。

 

 弟くんはまだオムツが取れないけど、だいぶ口が達者になってきた。おにーちゃんこんにちわ!って言ってきた。好き。

 旦那がギターをやるらしく、俺のギターを無断で弾きだして殺してやろうかと思ったけれど、弟くん大喜びなので許した。俺も鬼ではない。パパのかっこいいところ見せてやれクソ野郎。

 ちょっと前まではこどものおやつみたいなのを食ってたくせに、最近では生意気にセブンのスイーツなんか食いやがる。かわいい。成長してる。

 

 キッズ達がむくむくと成長していくのを横目に、一向に小学校から成長しないおじさんは悲しくなった。こんなおじさんみたいにはならないでほしいと切に願うばかりである。

 

 

○ひさしぶりにプリクラを撮った。若い。

 俺の青春時代におけるほとんどの期間でプリクラというものと関わってこなかった(撮る友達も彼女もいなかったとかいうなよ、絶対だぞ)から、プリクラを撮るときに一体どうしたらいいかわからない。

 シャッターが降りた瞬間に現実が歪められ、次の瞬間に残るのは、圧倒的にパワーアップした女の子とイケメン。そして紛れ込む元々俺だったと思しきクリーチャー。残酷である。

 

 

そんなこんなで今週が始まった。夏が攻めてくるな。