ぼくと桜と行きずりの女
今年も花見をすることなく桜が散ってしまった。もうなんなんだよ桜。俺はキレてるぞ。
いやあのね、花見したいのよ。
21になってもうお天道様の下で堂々と酒を飲むことを許されてる訳よ、するしかないじゃない、花見をさぁ!
ところがどうだい桜の野郎、年度末の忙しい時期に
「そろそろ咲きますわwww」
つって咲き始めるよね?なんなの?
んでもって年度も変わっていろいろごたごたが片付いて、よっしゃそろそろ花見したるわ!ってなった時には
「また来年お願いしまーすwww」
だよね。君はいつもそう。
今日来る女の子って写メ見せてもらった時から気になってたんだよね。
え、明日は仕事昼から?じゃあ帰らなくてもよくない?うん、一緒に寝ようか。
うわあ君ってば本当に積極的なんだね、ああそんなに焦らさないでくれよ。でもそういうのも嫌いじゃないよ。
んで、散々焦らしに焦らされてやっとパンツ脱いだのに、ふと見ればそっちはもう服着終わってるみたいな。
もうこっちギンギンなんですけど?え、寝るの?うん、10時に起こすね、みたいな。何の話だこれ。