ドナドナ

コーチジャケットをシャカシャカやりながらコンビニにタバコを買いに行くと、やっぱり夜はまだ肌寒くて、春と夏の間でハッキリしない感じがたまらなくいい季節だと思う。

 

曖昧なものが好きです。

どのジャンルに落ち着けたらいいのかよくわからない音楽とか、なにが伝えたいのかよくわからないけど嫌にメッセージ性のある映画とか、会うたびに服装の系統が変わっている友達とか、友達以上恋人未満とか、何かを伝えようとする時のその間とかその仕草とか。

 

自分が半端者だから、明確に定義されていないのに世の中に受け入れられているものに憧れているのかもしれない。

それらは往々にして半端なわけじゃなく、ちゃんとかっこよく「ジャンルレス」「ボーダーレス」「ハイブリット」な訳で、おれのようにただその時々の好きな人に影響を受けたりしてごちゃごちゃしているわけではないので、比べるのもナンセンスなんだけど。

 

昔から何かで1番になりたくて、いろんなジャンルの入口をちょこちょこと覗いたりしていた。

スイミングは幼馴染2人とはじめて、最終的には2人のどちらにもクラスが追いつかなくなってやめた。

テニスもギターもそうだったし、うまい下手が出るもので1番になるのは無理だから、責めてただ1人には必要とされたいと思って恋愛してみたりもして、結局うまくいかなかったり。なぜか途中からJ-POPの歌詞みたいになってしまったね。

 そんな感じで、どこかで「他人から肯定されたさ」を捨てきれない、なんだか惨めな人間になってしまった。自分で書いててかなりキショいわ。

 

そんなこんなでそろそろ職場に着きます。なにも考えたくなくてブログを書いているのに、めちゃくちゃ考えて思考を文章にする意味のなさよ。ああマッチポンプ。それでは。